August 01, 2004
Fuji Rock Festival'04 - 3日目
朝起きて、ホテルの部屋から窓外を見れば超快晴!
やっと、合羽を携帯せずに身軽に過ごせるー。
と、喜びつつ会場に…行ってみたら苗場ではポツリポツリと雨が…。
ホント湯沢と苗場の天気って全然違うんですね。
前々からそれなりに分かっていたつもりでいましたが、今年改めて痛感。
とはいえ、3日間で間違いなく一番の良いお天気。
しばらくしたら徐々に晴れ間も出てきまして、
何はともあれ、まずはグリーンにシートを敷いて昼寝(朝寝)。
寝てる間に天気はすっかり回復。
日差しの強さに目が覚めて、
よし行くか〜とホワイトへ移動。
グリーン〜ホワイトへの道にも燦々と日光が降り注いで、
その道を抜けると河原で涼む人達がいっぱいいて、
右も左もどこもかしこも天国ってな状態です。
で、まだ人もまばらなホワイトに行って、
折り畳み椅子に座って、くまなく日焼け止めを塗って、
帽子を深々とかぶって、更にタオルもかぶって、
完全防備の体勢をとりつつ、ボェーと。
フジロック3日目の気ダルい朝を。
体力があったら、よっしゃーと行きたかったトコなのですが、
相変わらず全身がボヘボヘだったので、そのまま気ダルくあぶらだこ。
初めて観たんですけど、面白いですねぇ。
真っ当なようでいて、フリーキーで、聴きやすそうで、分かりづらい。
アングラ臭がぷんぷんするのに、ここは陽光降り注ぐ野外ステージ。
そんなギャップもなんのそのな、我が道を行くパフォーマンスでした。
続いてSouth。
マジックロックアウト時は恐ろしく客が少なかったようで、
どうなることかと思っていたのですが概ね盛況な入り。
僕的には1stは購入して聴いてたものの、
2ndはオフィシャルサイトで試聴しただけ…みたいな状況なので、
遠巻きに緩めに拝見させていただきました。
観たのはもちろん初めてだったのですが、
想像より遥かにUKロックバンド然としていて、
ちょっとびっくり。あれー?こういうバンドだったっけ?と。
いや、別に全然悪いことはないんですよ。全然。
が、2ndを試聴して「結構突き抜けた?」と思っていたのが、
さほど抜けておらず、地味な印象も強く、
悪くはないけど、もうひと押し何かが…という感強し。
いや、この地味さが魅力でもあるんだろうけど。
サウスが終わったところでアヴァロンにて昼食。
タイイエローカレー。暑い日には暑い国の食べ物が一番です。
というか、このイエローカレー美味しかったです。
1日目2日目もここに来ておけば良かったと後悔するぐらい。
食後は再びホワイトに戻りましてMum。
戻った時にはもうメンバー総出でセッティングの真っ最中。
前回公演にもう一人マルチに動く男の人が加わった総勢7名。
Olofちゃんは真っ白い胸の開いたドレスを着て登場。
Kristinの衣装はちと遠すぎて確認できず。
普段よりはエロ度の低めな衣装だったのかな?
って、またそんなことを書いてしまいましたすいませんすいません。
オープニングは新譜冒頭のようなSEから。
なんだか幽霊でも出てきそうなヒュ〜ドロドロな音は、
Kristinが弾くミュージカル・ソウの音だったのですね。
ということでMum。
正直に申し上げますと、新譜はKristinのロリ声が僕には強すぎまして、
それが耳にうるさく感じてしまい、あまり聴いていなかったりしまして、
尚且つ、真っ昼間ということもあって、それほど期待感もなかったのですが、
いや、Mumはやっぱりライブですよ。
Mumのライブは最高ですよ。
いつものように各人がくるくると楽器を持ち替えて。
エレクトロニカであることを忘れさせるほどの
生楽器による生演奏をフィーチャーしたステージで。
しかも、いつもに増して音の出る物はなんでもかんでも使ってみる
ってなことになってまして、不思議な楽器が目白押し。
ミュージカル・ソウみたいなトリッキーな楽器も普通に感じるぐらい、
なんだか色んなもんを使ってました。
アダム・ピアースさんの生で叩いて良し、電子音で叩いて良し、
そこいらにあるものもパカパカと叩いて良しな叩きっぷりも素晴らしく。
中でもOlofちゃんが弾いて(?)いた、
ヴィオラにラッパがくっついたような不思議な楽器が、
なんともいい味を出しておりましたです。
で、極めつけはやっぱりGreen Grass of Tunnel。
もう、真っ昼間のホワイトステージが夢空間と化したというか、
陽光降り注ぐビハインドをものともせず、
むしろ、ここはアイスランドの白夜か白昼夢かと見まごうような、
完全なMum空間に仕立て上げてしまっていました。
うーん。帰ってからもっとちゃんと聴いてみよう。Summer Make Good。
Mum後はグリーンに戻ってひと休み。
シートで休んでいる間にステージにはThe Libertines。
一人足りませんのでなんとも複雑なステージではあるのですが、
それでも去年のヘベレケでグダグダだった最悪パフォーマンスからすると、
ちゃんとシラフでちゃんと演ってたので、去年とは天地ほどの差。
アルバムを持ってはいるものの、
ちゃんと対峙して聴いたことはなく、
そんなに知ってる曲もないはずだったのですが、
やる曲やる曲知っている曲で、
良い曲をやる良いバンドなんだよなぁ…と再認識。
次回(がいつなのか、あるのか分かりませんが)こそ、
全員揃って、しがらみなく100%のステージを見せてほしいですな。
で、リバ途中からレッド・マーキーに移動。
ちゃんと折り畳み椅子を携えて。
PA卓前に納まって休憩しつつKeane待ち。
Stills後に一気に客が退けてガラガラになって、
ちょっと心配に思っていたりもしたのですが、
気づけば目の前までギッシリ入ってパンパンに↓。
で、Keane。
サポートメンバーがいるのかと思っていたら、
本当にVo+Piano+Dsの3人なんですね。
終わってから「ベースの人は見えない所にいたの?」
と、keane界のオーソリティーに訊いたところ、
ベースは事前にTim(P)が弾いた音を、
なんらかの方法で出しているのだそうです。
で、演奏なんですけど、これがもぉぉぉぉぉぅ...素晴らしかった。
ボーカルとピアノとドラム(と録済ベース)しかないとは思えない、
分厚く、熱い、ライブ!ってな音が会場全体を支配して。
音源の印象と、ギターレスという先入観とで、
ひ弱いところがあったりするのかと思っていたんですけど、
そんなことは全然なく。ボーカルさんの声も美しく力強く伸びる伸びる。
で、曲のレパートリーも少ないというのに、
やる曲のどれもこれもが「こんなに良かったっけ?」
と、毎回ため息をつくぐらいに素晴らしく。
客もどう賛辞を贈ればいいものやらといった状態で、
とにかく闇雲に拍手拍手拍手。
その客のリアクションにまたバンドも応えて(と、感じた)
さらに熱く、気合いを入れて、思いを込めて(と、感じた)。
このフジのベストアクトは別格でPixiesではあるのですが、
それを除けばKeaneをベストアクトにしてもいいっつーぐらい、
感動的なステージでした。
終わった後に、周囲に知り合いがいなかったもんだから、
悶々としまくって、なんならどっかの誰かに、
「Keaneメチャメチャ良かったよー」と電話しようかと思ったぐらい。
もちろん電話される側からすれば迷惑極まりないですから、
寸でのところで留まりましたが。
そーしーて。残った体力を全てぶつけきる予定のAsh。
といっても残りの体力なんてほとんどありませんので、
「Kung Fuさえやってくれれば…」と。
「カモン!ジャッキー・チェン!と叫べれば…」と。
それだけを願いつつ。
「でも、新譜の曲が多そうだしKung Fuやらないかもなぁ…」
とか弱音を吐いてみたり。
「大丈夫だよ。きっとやるよ。」
とここから合流した同行者たちに励まされてみたり。
そんな、ゑ(31歳)のフジロック'04最終章。
ついに客電が落ち、
ギターに火を点け(火を噴くギターだったの?)、
それを頭上に掲げながらTim登場!
もう、僕、沸点。Kung Fuやってないけど沸点。
そっからはフジロック'04総まとめな大暴れ。
ヘッドバンギング状態で、ぬぅぉぉぉぉ!と。
実は新譜は買った当初に聴き込んではいたものの、
フジ直前はピクシーズ一色になってしまっていたので、
どちらかといえば不勉強だったりもしたのですが、
そんなの関係あるかー!と。やってんのはAshだー!と。
予想通りセットリストは3rdと4th中心で、
まぁ、これだけ燃えられればKung Fuやらなくても満足かな…
なんて思いはじめたラス間際!
カン!フー!
って!カン!!!フー!!!ってTimが叫んで!
Kung Fu!!!!!(当たり前ですけど)
んぐぼぇあぁあえぁくぁwせdrftgyふじこlp;
ということで、燃えました。燃え尽きました。真っ白な灰に。はい。
もう、Ashですよ。そして、Kung Fuですよ。
Oh ダニエルさん。メイド・イン・台湾。カモン!ジャッキー・チェン。ですよ。
あ!そういえば上に3rdと4th中心でなんて書きましたけど、
Oh Yeahもやってましたよ。Oh ダニエルさんって書いたら思い出した。
まぁ、もう、なんつーか、Ash最高です。そしてフジロック最高。
と、大満足気分でレッド・マーキーを後に。
いやぁ、良かったねぇ。を連呼しながら。
そこでふと気づきました。
「そういえばグリーンのトリって?」と。
モリッシーがキャンセルした枠はどうなったのかな?と。
レッドを出てすぐの時点では音が聴こえなくて、
「あれ?まだ始まってないのかなぁ」なんて言いつつ進んでいたら、
なんとなく音が聴こえてくる。けど、何かよく分からない。
「ん?何?邦楽?」(そんな風にも聴こえた)とか言いつつ進んでいたら、
「んんん?何これ!?スミスじゃん!」と。
あぁー。ジミヘントリビュートバンドよろしく、
出演アーティストを集めてスミストリビュートでオチ付ける気かと。
そういうことですかと。思いつつ進んでいたら、
「なんか、これ、ものすっごくモノマネしてない?」と。
出演アーティストの中に誰か、
モリッシーのモノマネが大得意な人でもいたのかなと。
色々、考えを巡らせながらホワイト〜グリーンの橋を渡りきり、
視界に飛び込んできたものは、
コ・・・コ・・・コピーバンド?????
なんと。コピーバンドでした。スミス&モリッシーの。
大トリですよ。ルー・リードがトリを勤めるフェスの。
ピクシーズがトリをはれないフェスの。
大トリが。おおとりが。こぴーばんど。
吃驚なんてもんじゃありませんでしたよ。
いや、僕なんてまだモリッシーに大した思い入れもないし、
元からこの枠への期待も持ってませんでしたから、
どうってことはないっちゃないんですけどね。
いや、それでも、これは・・・・・・・・・すごいですよねぇ。
で、Ashの心地良い疲れが一気に
ズドーンという疲れに変わってしまって
しばしボーッと偽モリッシー観覧。
ヤケクソで「モリッシー最高ー!」とか言いながら。
しかし、これで終わっちゃいかん。と。
これでフジロック'04を締めくくってはいかーん!と。
疲れた身体に気合いを入れなおして再びレッド・マーキーへ。
↑途中にあったグリーンのタイムテーブル変更告知(虚しい…)
で、最後の最後はStevie Salas。
なんでこんな夜中枠なんだ?という疑問も抱きつつ。
23時過ぎからスタート。
どの形態で来るのかと思ってたら、
なんとスティーヴィー・サラスに続いて、
バーナード・ファウラーさんまで登場!
うわー!なんだよ!超豪華なんじゃんかよ!
ニッケルバック復活じゃんかよ!
なんでこんな夜中枠な(以下略)
で、ブリブリにファンキー・サラス・ロック大会。
しばらく聴いていなかったお人なので、
ワリと知らない曲も多かったんですけど、
そこはもう、サラス様とファウラー様ですから。踊らされまくり。
で、フジロック'99で演って以来の曲とMCをして、
極めつけのBreak It Out !
これで完全に完全に完全燃焼。
偽モリッシー吹き飛んだ。ありがとうスティーヴィー。
で、ベルセバを見ていた同行者たちと再びグリーンで合流して、
クロージングバンド渋さ知らズを観ながら締めくくり。
あぁ、ついに終わっちゃったなぁ…と。
沈みゆく夕陽を眺めるように渋さ知らズを。
いや、これ(渋さ)がまた良い夕焼けで。
偽モリッシーの衝撃も笑い飛ばせるような、
どうにもこうにも幸せ空間に染め上げてましたです。
(いや、笑い飛ばせないけども)
ということで、フジロック'04終了。
ハナから通し券しか選択肢になかった僕としては、
通し券のみの販売というのはさして問題でもなく、
やっぱり考えてみればメンツ弱いよなぁ…
ってのも思い返せばこれだけ楽しんじゃったわけですから、
それも別段さして問題でもなく、
来年もきっと当たり前のように3日通し券を買うんだろうなと。
早割争奪戦と、苗プリ争奪戦と、参加しまくりだろうなと。
もう、重症フジロック信者なんでしょうけど、
もう、それでいいやと。それでいいですと。
あぁ、信者だとも。と。認めざるを得ません。
また来ます。フジロック。
二度とコピーバンドを大トリに据えないならば。
ベルセバいかないで、偽モリッシーって
漢やね。(;´д⊂
あ。似非モリは全部観たわけじゃないんですよ。
後、ベルセバは2日目に観ましたし、
アッシュで燃え尽きてたのもありますし、
スティーヴィー・サラスも観たかったし、
似非モリにツッコミを入れるのも楽しかったし、
と、まぁ、そういった総合的観点から。
同じく重症フジロック信者です。
ASH観れなかったんですけど
Kung Fuやったんですか〜!それは壊れますよね(笑)観たかったな〜。それに火を噴くギターって…。
MUM良かったですよね。アダムさんもフジ来てたんですか???
昨日MICE PARADEとHIM観てきましたけど気持ちよかったですよ。
自分も無駄に長いフジ感想文書いたのでよかったら読んでみてください。それでは。
壊れましたねぇ。壊れました。
で、火を噴くギターなんですけどね、
ホントに火を噴くギターだったんですよ。
しかも、かなりの大きさの火が出てて、
火を点けちゃったんだとしたらどうやって消すんだろう…
って思ってたら、いざ弾く段になってフッと火が消えまして。
きっと、そういうギターだったんですよ。
> アダムさんもフジ来てたんですか???
あれれ?そう言われると俄かに自信がグラグラグラ…
同時期に来日してるし、当然アダムさんなのだと思い込んでいたので、
全然裏を取ったりはしてません。違ってたら全力でごめんなさいです。
> フジ感想文
今、チラ見させてもらいましたけど、
見事なほどに僕と見たものがかぶってないですねぇ(笑)
なんだか角度が違って面白いです。
Posted by: ゑ : August 10, 2004 09:31 PMうへえ!あんな稚拙サイトにゑさんのフジレポからリンク貼っていただいて光栄の限りでございます・・・。
しかもオーソリティーなんて・・・(照)
ボロがでないよう精進いたしまする(笑)
> なんらかの方法で出している
自分がバンドとかやったことないので仕組みがいまいちわかってないんですが、Tim(P)の横にはいつもPowerBook G4がセットされてまして、音はこれでコントロールしているはずです。の割にはPC触ってる姿のキオクに乏しいのですが。。。
Keaneも割と賛否両論ぱっくり割れるバンドなので、ゑさんのレポに密かに涙した私・・・。
そして早く自分の書けよ〜って話ですね。。。
いやいや、オーソリティーですって。
歴の長さも愛の深さも他の追随を許しませんし。
僕こそマヌケな質問に優しくレクチャーをいただいて光栄の限りだっつー話です。
> PowerBook G4
そう。あんまり触ってませんでしたよね?
って、僕の位置からだと相当に遠かったんですけど。
でも、ベース音がただ流しっぱなしで、
あれだけのエモーショナルなパフォーマンスが出来るって、
もしそうだとしたらそれはそれですごいですよね。
> 賛否両論ぱっくり
なんですか?
否の人はきっと天邪鬼なんですよ。
だって、元音源の良さにあのライブですよ。
それでダメだって言うならそれはハナからその人の趣味嗜好と
keaneがリンクしてないってことですからね。
そしてレポ。
楽しみにはしていますが、義務感を感じない程度にゆったりと。
そして、記憶が消えちゃわない程度に早めに(笑)
