Discaholic Funkyjedi
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July 30, 2004

Fuji Rock Festival'04 - 1日目

さて、フジロック。

僕は、今年で苗場3回目。
初年度は朝方に着いて車内仮眠@駐車場で地獄を見て、
それを糧に、二年目は深夜に健康ランドに入って仮眠@簡易ベッド。
今年は更に楽をしようと、いつもよりも大幅に集合時間を早めまして、
12時過ぎには健康ランドに入ろうと。
ガッツリお風呂に入って、ドップリ睡眠取って、万全を期そうと。

ということで、9時半集合出発で、
12時過ぎには予定通りに健康ランド入り。
時間が早かったせいか、一人きりで貸切状態の温泉に入って、
早めにベッドが埋まる中仮眠室に寝床を確保して、
これなら夜中に続々到着する人々に起こされる心配もなしと。
「よっしゃー。寝るぜー。」と。ここまでは万全だったのです。
ここまでは。

が。

ウトウトし始めた頃に僕の隣のベッドに若い兄ちゃんが来まして、
ドサッとうつぶせで倒れこんで、そのまま寝たと思ったら、
「あぅあぅああぁぁああぁ!」と、突然その兄ちゃんが雄たけび!

いや、心臓止まるかと思いましたよ。ビックリして。
で、何かと思ったらなんとそれは寝言。
つーか、お前、自分の声に驚いて起きろよ!
ってぐらいの雄たけび。

まぁ、でもその時は「なんか悪夢でも見ちゃったんかなぁ…」
ぐらいに思ったんですよ。
でも…本当の悪夢はそれからでした。

その寝言が延々朝まで続いたんですよ。延々。
最低1時間に1回。多くて15分に一回。
雄たけびもあれば、「ふざけんなよ!」とか罵声もあったり。
いや、お前こそふざけんな!って話なわけですが。

で、寝返りをバタンバタン繰り返してまして、
時折僕のベッドまで足が飛んできたので、
恨みを込めて蹴り返したりしつつ、

延々朝まで…

って、ホントに朝だよ!バカー!

ということで、ほとんど睡眠を取ることもなくいざ会場へ。
湯沢は写真の通りの晴天だったのですが、
写真奥の苗場方面が微妙な雲行きになっている通り、
苗場に近づくにつれて徐々に雲行きが怪しくなって、
結局、雨が降り出しつつ、でも時折太陽も射しつつ、
と思いきや目の前に(ホントに目の前に)虹が出現したり。

そんなこんなで着いてみますれば、
結局、曇ベースで雨が降ったり止んだりな状況。
今年も雨か…と落胆。

で、入場の行列に…と覚悟したのですが、
今年は3日通し券しかなく全員が同じゲートになったり、
リストバンド交換がゲートではなく事前にするようになったりで、
わりとすんなり入場。↓こんな感じ。

グリーンのシートゾーンもそれほど混雑しておらず、
ササッと場所を確保して、とりあえずひと段落。

で、アイツに妨げられた睡眠を取り返そうと、
仮眠を試みてみるものの、
地面は湿ってるわ、やたらと虫が飛び回ってるわ、
疲れすぎてなんだか身体がバカになっちゃってるわで、
ほとんど眠れず。

途方に暮れながらオアシス付近を散策したりしつつ、
レッドマーキーにて、まず、一発目。Sikthから。

とはいえ、試聴で一度聴いたことある程度で、
尚且つモッシュする気満々な空気が充満してたので、
恐る恐る後方から。遠巻きに眺めるように。

うぉー!と盛り上がる中で登場したものの、
出足の音が小さかったこともあってか、
「あれれ?」みたいな肩透かし気味のスタート。
音のレベルは徐々に解消されたものの、
CDで聴いた時のような爆重な感じは受けられず。
結局、途中で聴き疲れて退散。

ここでようやくちゃんと眠気が襲ってきたので、
グリーンに戻ってシートに寝転がってしばし睡眠。

1時間弱、爆睡して目覚めてみたらPe'zのステージ真っ最中。
この人達はCCCDだから全然聴いてなかったんですけど、
これがなかなかどうして素晴らしくかっちょ良く、
ちゃんと観てみようと起き上がった途端に終わっちゃったり…。

で、「なんだよ〜」と思いつつマーキーでThe Killersを観ようかなと、
テクテク歩いて移動して、大盛り上がりのレッドマーキーに足を踏み入れたら、
その瞬間に最後の曲がジャーンと終わっちゃったり…。

いったい僕は何をしとんねん。と。
なんだか歯車が狂いまくりで。
それというのもアイツのせいだと、
昨晩のアイツを恨んでみたり。

で、再びグリーンに。
The Blind Boys of Alabama
1939年結成って、何?結成65年?
というソウルフルなお爺さま方。

ゆるく、且つ熱いゴスペルが響き渡る中、
次Havenだし、そろそろ前に行こうかなと。
下に降りていったらモッシュピット内もガラガラで、
これだったモッシュピット内に入ってみようかなと。
苗場3回目にして初めてモッシュピットの中に入ってみました。

で、まったりHaven待ち…のつもりだったのですが、
いやいやいやいや、The Blind Boys of Alabamaが、
どうにもこうにも素晴らしすぎで、惹きつけられまくり。
ソウルミュージックとはよく言ったもんで、
ズシィーンとソウルに響き渡ったというか、
僕のソウルが体内のどの辺にあったのか、
BBOAに起こしてもらって初めて気づいたみたいな。

しまいには、Jimmy Carter爺ちゃんが
サポート?の比較的若いメンバーにフォローされつつ、
モッシュピット前まで降りてきて、そのままモッシュピット周りを、
歌いつつ、おどけつつ、ハイタッチしつつ、グルッと一周。
なんだかもう、感激しちゃいました。

終了後は、暫しHaven待ち。
の間のモッシュピット内の図↓。

で、Haven
ギターのNatが顔面神経麻痺を克服して、
ようやく戻ってきてくれました。
(発症したのはちょうど1年前の7月末だったんだなぁ…)

僕にとっては3回目のHaven。
まるで納得いかなかった初回の渋谷クアトロと、
ベストアクトに推すほど最高だったサマソニ'02と。

正直、CCCDだったことも大いに手伝って、
2ndはほとんど聴いていないに等しかったりもするのですが、

いやー。

今回もサマソニ'02に匹敵するぐらい最高でした。
ゲイリーの調子一つでムラが出まくるバンドだと思うのですが、
1曲目のTell Meの出だしだけで「うぁ!今日はイイ!」と確信しましたさ。

それだけでなく、なんか一皮も二皮もむけたというか、
バンドの結束力が増したというか、
たぶんもうゲイリーの調子が多少悪かろうと、
一定のクオリティに達した演奏が出来るんだろうなと。
バンドの音が渾然一体となって鳴り響くのを聴きながら、
なんだか、そんなことを考えてました。

ただ、楽曲単体としては、
やっぱり1stの曲のほうが強いというか、
やっぱり1stだよなぁ…とか思っちゃいましたけど。

後、ゲイリーの薄汚いヒゲはどうかと思うってのと、
「チョット写真撮ラセテ貰ッテイイデスカ?」
とか無駄に芸の細かい日本語MCは果たして必要なのかと、
その辺どうなのって感じでもあったりなかったり。

悶絶どころとしてはやっぱりLet It Live。
もう、イントロから昇天してました。
で、その後ラストワンってMCをしてからSay Something。

40分ぐらいしか演ってませんでしたから、
「はえーよ!」とか文句言いつつ感動してたんですけど、
その後、結局さらに3曲演ったりして。
しかも、毎回ラストワンと言いつつ。
あれはなんだったんだろう…。

ま、そんなことはさておきHaven最高でした。
終わって「もう帰ってもいいぐらい」とか言っちゃってたぐらい。
いや、帰りませんけど。

ここで、PJ Harvey → Pixies → Lou Reedの三連荘に備えて
一旦モッシュピットを後にして、トイレ→オアシスに。
あまり食欲がなかったのでとりあえず持たせるためにともち豚串を。
(って、後になって考えたら、これが今日の一食目だったんですが)

で、再びグリーンに戻りまして、再びモッシュピット内に。
ルースターズのラストステージを後方から見届けつつ、
終わって一気に客が引いたところで前に移動していざPJ。

モッシュピット内の客が一気に減っちゃって、
あれ?PJってこんなもんなの?とか思っていたら、
単純にPJからモッシュピットに入ろうとした人達が、
ルースターズの客が出るまで外で待たされていたようで、
ちょっと経ったらドドドーっと雪崩のように人が入ってきまして、
あっという間にギュウギュウ詰め状態に…。

開演予定時間を過ぎて、「つらいよー。早く始めてよー。」
とか思ってたらその時間帯になってからステージ前方に設置されている
ライトというライトを全部撤収し始めたりしてたのですが、
あれはなんでしょう。PJちゃんは前からの煽りライトは禁止なのでしょうか。
パンチラ対策?

そんなこんなでPJ Harvey
映像では数回観たことがあるんですが、
生で観たら印象が全然違っててビックリ。
かわいいんですよ。めちゃめちゃ。
ビョークにも通じるような、天然的可愛さがあるというか。
それでいてひとたび歌いだすと、ああですから。いや、すごい。

パンチラ対策を必要とするだけあって(?)衣装は超ミニ。
上下揃いの真っ赤というか真っ紅な衣装。
上からは乳が、下からはパンツが、という危うい衣装ながら、
ギリギリで見られない術を身につけているらしく、対策は万全。
とか思いきや、ノリ過ぎた時は白いパンツが見えてましたが。
って、そんなことはどうでもいいですね。すいません。

で、演奏のほうは、
ツインドラムにギターというシンプルかつ攻撃的なセットで、
なんつーか、素人にはマネできないというか、
PJ Harveyここにあり的なパフォーマンスでしたです。

圧巻ポイントは、メンバーを袖に引っ込めて、
ステージに一人きり、ギター1本で演ったRid of Me。
途中からメンバー出てくるんだろうなぁとか思ってたというか、
出てこないと盛り上がりきらないだろうとか思ってたんですけど、
なんのなんの。一人で最後まで演りきっちゃいましたよ。
鳥肌&大喝采でした。

 さ て 。

PJ Harveyが終わったということは、
いよいよ次はPixiesってことですよ。
ついに、来ちゃうんですよPixiesが。

なんて思いつつ、この時点でも信用しきってなくて、
「そろそろ再結成後の鬱積したものが溜まっていて、
ステージ裏で仲たがいが始まってたりしませんように」
とか、手を合わせて祈りながら待っていたりしたのですが。

しかししかし、出てきましたよ本当に。
四人揃って。ニコニコ笑みを浮かべながら。

で…。すいません。詳細にお伝えしたいところなのですが、
なんとこの先しばらくの記憶がほとんど残っておりません。

いや、もちろんBone Machineから始まって~とか、
そういうことは覚えているんですよ。
僕は絶叫に近い状態で歌ってた…と思うんですけどね。
初めてジェーンズ・アディクションを観た時と同様に、
なんだか色んなもんが込み上げてきて、
ぶぉぅぇええぇぇぁぁぁ…と涙流してたのは覚えてるんですけどね、
驚いたことにステージ上の風景が脳裏に残ってないのです。

いやいや、参りました。

ま、なんというか、正気を失っていたというか。
お前は観に来たのか歌いに来たのかどっちだ?っつーぐらい。
ステージ見てないぐらい夢中になって歌ってましたし。
いや、もう、どうしていいか分からなくてですね。
脳が選んだ行動が歌うことだったという感じでしょうか。

でも、中盤からはそれなりに記憶が残ってますよ。断片的に。
何が残ってるってキムの笑顔。一生覚えてそうなキムの笑顔。
その笑顔から少し左に目をやると、デヴィッドも笑ってて、
そのまた左、ステージ中央には病的に太ったフランク・ブラックが
(PJで撤収された後再設置された)煽りライトにボワーッと浮かびながら、
まさか未だにこんなに叫べるとはと驚嘆するほどの絶叫をしていて、
左端には、それと逆にまさかこんなに弾けなくなってるとは…
と心配になるほど必死にギターと格闘するジョーイがいて…

いや、でも、なんの不満もありませんでしたよ。
だって!本物の!ピクシーズが!目の前で!演奏してるんですよ!
文句なんてあろうはずがありません。

ディベイサーの出だしの音をジョーイが間違って、
演奏止まっちゃって大苦笑い大会になったりしましたけど、
文句なんてあろうはずがありません。
だって!本物の!ピクシーズが!(以下略)

なんか、そのミスの時も和やかでね。
キムが「あたしじゃないわよ」ってな感じにジョーイのほうを見て、
ジョーイが「え?お…俺?」って大焦りで個人練習始めたりして、
それをフランク・ブラックが心配そうな顔をしつつ、けど茶化して和ませて。

なんか、ホント良かったですよ。
みんな仲良くて。しかもこんなステージがね。
まさか観られる日が訪れるなんてね。
なんか…。夢の時間でした。

曲数は恐らく20曲以上。
記憶ない部分含めてやらなくて残念って曲はなかった…よなぁ。たぶん。
このツアーお約束のIn HeavenからWhere is My Mindに
って流れもちゃんとあって、というかIn Heavenが始まった時点で、
(うわぁぁ!次Where is My Mindが来るぅぅぅぅ!)
って思って、僕はもう絶叫しちゃってたんですけど。

Tameもやったし。つーか、Tame1曲だけで声枯れましたし。
最後はHoliday Songから長い長いVamos。デヴィッド頑張ってました。
で、そのVamosが終わると同時にフランク・ブラックが、

マタネ!

って言って去っていきました。

しばし、呆然。
それから、自分の体力が終了してしまっていたのに気づいて、
モッシュピット内でLou Reedを観る計画をさっさと諦めて、
屈強な黒人セキュリティにタケノコのように引っ張りだされつつ、
やっぱり呆然としつつ、シートに戻って、呆然。

そのままシート上で待ってLou Reed
フェス用に有名曲を揃えてくるかなぁ…って予想をあっさり覆して、
マイペースにゆったりアダルトなモードのステージ。
ちなみに、今日はドラム有り&太極拳マスター無し。

で、しばらく観てはいたんですけど、
疲労と睡魔と空腹に襲われまくりまして、
僕のオールタイムフェイバリットソング「毛皮のヴィーナス」が
聴けたところでオアシスに移動して食事。
カレー食べました。ガーナカレー。味は憶えてませんけど。

それで、ちょっと生き返りつつ、でもやっぱり死んでまして、
同行者達も同様に死んでたので、
Zero 7を観てからホテルにの計画を諦めて、ここで会場を後に。

今回のホテルは湯沢駅近くと遠めだったので、
もう、さっさと帰って風呂入って寝て明日に備えましょうと。

で、風呂に入って、足に湿布貼りまくって、
ベッドに入ったところまでで、記憶終了。

Posted by ゑ : July 30, 2004 11:59 PM | トラックバック